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意識高い系ピープル二人が1記事15分で書くブログ

欅坂46の「サイレントマジョリティー」が大ヒットした理由を考える

こんにちは、圧倒的成長侍です。

今更欅坂46の「サイレントマジョリティー」にハマっています。ぼくは天邪鬼なのでこの曲が一大ムーブメントを起こしている時は一、二回聴いて「ないわ」と判断したのですが、Youtubeで久々に聴いてみたら「あれ、これええやん」と。今回はこのサイレントマジョリティーという曲がどうしてここまでヒットしたのかを時間の許す限り(15分)考えてみます。

 

 

欅坂46の「サイレントマジョリティー」はなぜ大ヒットしたのか

曲タイトルのサイレントマジョリティーの本来の意味は「物言わぬ大多数」という意味です。アメリカのニクソン大統領が用いたことから使われるようになったそう。 

 

この曲は「みんなと同じでいいのか」という強烈なメッセージを秘めたアイドルソングらしからぬ曲となっています。それを平均年齢17歳の欅坂46が歌うというのだからまぁすごい。

 

この記事を書いている時点で筆者はまだ10回ほどしか聴いていないのですが、「この曲がヒットした理由はなんなんだろう?」と考えながら聴いていると「同じでいいのか??」という強いメッセージをビンビンに受信しました。

 

同時に、このメッセージをこの時期に放った秋元康さんは本当に世間の流れというものが見えているな、と強く感じました。

 

なんというか、このメッセージって、1990年代とかだったらそんなに浸透しなかったと思うんです。2016年の”いま”だからこそ、ウケたのであって、社会の流れに強く依存するメッセージだと思うんです。

”大企業で引退するまで働いて日本という国をおっきくしよう!”という大きな物語が崩壊したのが00年代。そして、個々人がそれぞれの世界を生きようとする小さな価値観が台頭してきて、今まさにそのライフスタイルが絶頂な時期にあると思うんですよね。それはきっとインターネットのおかげであって。

 

恐らく今サラリーマンとして働いていたり、学生でアルバイトしている人たちにも”このままでいいのだろうか”といった漠然とした危機感があって、このサイレントマジョリティーという曲はその見方を「間違ったものではない」と肯定している。”個人には個人のいきかたがある”と背中を押してくれる。

 

アイドルとしてのみりょくはもちろんですが、この強いメッセージが今の世代に響いたのはないかと思います。

 

P.S.とてもブロガー向けな曲だなとも思った。